日露国際研究集会「コレクション形成史からみる日露関係史(II)— 北の東西交流 —」を開催しました
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日露国際研究集会コレクション形成史からみる日露関係史(II)— 北の東西交流 —
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ロシア・サンクトペテルブルクに所在する科学アカデミー東洋古籍文献研究所(IOM)には、多くの近世・近代アイヌ・北方関係資料が所蔵されています。近年、東京大学史料編纂所ならびに北海道大学アイヌ・先住民研究センターとIOMとの国際的な共同研究により、その価値と魅力が明らかとなりつつあります。
今回は、2016年の研究集会以後に見いだされた新出史料のご紹介をふくめ、コレクション形成史の観点から、北海道を主たる舞台のひとつとする近世・近代の日露間の情報交流の具体的な姿につき、考えをめぐらせてみたいと思います。※入場無料・申込不要・日本語です※
■日時・場所
2018年6月3日(日) 10:00〜17:00(開場9:30)
北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)1階 W103教室
※駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください。
■御挨拶
常本 照樹(北海道大学アイヌ・先住民研究センター長)
白木沢 旭児(北海道大学文学研究科北方研究教育センター長)
■趣旨説明
谷本 晃久(北海道大学文学研究科)
■第一部 近世の東西交流
情報口としての松前・蝦夷地─近世における地理学的情報の日露交流
【発表者】シェプキン,ワシーリー(ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所)
ションコ乙名宛蝦夷地奉行の定書について
【発表者】東 俊佑(北海道博物館)
IOM所蔵和書からみるコレクション形成史
【発表者】鈴木 建治(国立アイヌ民族博物館設立準備室)+谷本 晃久(北海道大学文学研究科)
モスクワにわたった安永の松前藩士発給文書
【発表者】谷本 晃久(北海道大学文学研究科)+鈴木 建治(国立アイヌ民族博物館設立準備室)+シェプキン,ワシーリー(ロシア科学アカデミー東洋古籍文献研究所)
■第二部 近代の東西交流
グリゴリエフ採集の八雲地方のアイヌ語語彙
【発表者】田村 将人(国立アイヌ民族博物館設立準備室)
IOM所蔵出版物に見る明治期日本の正教会
【発表者】兎内 勇津流(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)
樺太庁による古典籍の蒐集とその背景
【発表者】鈴木 仁(北海道大学大学院)
■第三部 コレクションの魅力
IOM所蔵アイヌ・北方関係資料の魅力(II)─書誌学的視点から
【発表者】佐々木 利和(北海道大学アイヌ・先住民研究センター)
■主催
海外S科研(科学研究費基盤研究(S)
「マルチアーカイヴァル的手法による在外日本関係史料の調査と研究資源化の研究」
:東京大学史料編纂所)ロシア(III)ユニット(北海道大学文学研究科)
■共催
北海道大学アイヌ・先住民研究センター
北海道大学文学研究科北方研究教育センター
■お問い合わせ
北海道大学アイヌ・先住民研究センター
TEL/FAX 011-706-2859
E-Mail ainu@let.hokudai.ac.jp