北方研究教育センター共催シンポジウム

「歴史家エルリフマン著『20 世紀の人口損失:便覧』再読―ロシアの苦境は「20 世紀の社会実験」によりエリートが絶滅したためか―」のお知らせ(11月11日(土)15:00~17:00)

報 告 者 : NPO 法人ロシア極東研・会員  佐 々 木 洋
------------------------------------------------------

V・エルリフマンは2004 年、20 世紀に特有な≪不自然な死;戦災死・テロル死・餓死・流行病死・災害死≫に伴う「人口損失」総数の推計値を世界165 か国について網羅するという、世界初の『20 世紀の人口損失:便覧』を上梓した。20 世紀の二つの世界大戦で、最大の犠牲を被ったロシア・ソ連については広く知られる。本書が衝撃的なのは、二つの全体主義(共産主義とナチズム)に苛まれたロシア・ソ連では、20 世紀の軍民戦没者総数をテロル死総数が上回り、さらにそれを餓死・流行病死総数が大幅に上回るというデータ群を提示したことにある。
本報告は、データ群のエッセンスを一覧表示するとともに、著者エルリフマンが2004 年時点で述べていた、≪ロシアの苦境は「20 世紀の社会実験」によりエリートが絶滅したためか?≫ との問いかけの含意を考える。


○主催 NPO法人・ロシア極東研
   北海道大学大学院文学研究院北方研究教育センター
○日時 2023 年11 月11 日(土) 15:00〜17:00
○会場・方式 対面/オンラインのハイブリッド開催
  対面:人文社会科学総合教育研究棟=W棟W202教室 (2階)
  オンライン:ウェビナー方式

    対面&オンラインの参加申込み方法は下記

○タイムテーブル
開会挨拶:白木沢旭児・北海道大学大学院文学研究院教授 5分
報 告:佐々木洋・NPO 法人ロシア極東研 75分
コメント:所伸一・北海道大学名誉教授・ロシア教育研究者 10分
司会進行:高田喜博・NPO 法人ロシア極東研会員 討論 30分

○研究交流会 セミナー後、希望者のみの交流会を予定

------------------------------------------------------

申込先:対面参加希望者は直接、会場にお越し下さい。オンライン希望者は mysasaki@jcom.home.ne.jp あて、11月6日までにご連絡下さい(11月9日までに招待状をメールします)。


問い合わせ:mysasaki@jcom.home.ne.jp ☏011-561-0258(佐々木)